MGCの概要について

メディカルゲノムセンター（Medical Genomics Center：MGC）は、ゲノム情報を、疾患の診断精度の向上や適切な治療選択に活用すること—ゲノム医療—により、患者への研究成果の還元、臨床応用の促進を目指します。ゲノム医療は、大きく「精密化」と「予知・予防」へのパラダイムシフトをもたらします。この新たな医療は、ゲノム情報というビッグデータの処理・管理に際して、高度な情報通信技術（ICT）や生命情報科学（バイオインフォマティクス）を活用します。

MGCは、基盤的研究から臨床研究を経て、医療実用化に至る過程で、基盤整備と医療実装の観点から必要とされる5つの主要な課題に対処すべく、3つの部門—ゲノム臨床応用部門、ゲノム医療支援部門、臨床ゲノム解析部門—とバイオバンクを擁します。